Salesforce連携機能

Salesforce連携機能は、Salesforceで入力したプロジェクト情報とS2のプロジェクト情報を紐づけてデータ連携できます。
これにより、Salesforceで管理されているプロジェクト情報のスケジュールを、SynViz S2上で一元的に管理することが可能になります。
この機能は以下のようなケースで活用できます
  • Salesforceで登録されたプロジェクトに対して、SynViz S2でスケジュールや進捗を管理したい場合

  • SynViz S2での作業状況をSalesforce側に反映し、営業部門と現場部門の連携を強化したい場合

ここでは、Salesforce連携機能の概要について説明します。

注意

Salesforce連携機能は、インターネットSaaS版をご利用のお客様のみご利用いただけます。

このセクションの内容は以下のとおりです。

利用イメージ

Salesforce連携機能を活用することで、受注前段階から部門間の連携を強化し、スムーズな連携・調整を可能にし、見積もりの精度向上へと繋がります。

利用イメージ

連携対象項目

Salesforce連携機能では、以下の情報が連携対象となります。

  • プロジェクト名

  • 担当者情報

  • プロジェクト開始日/終了日

  • チェックポイント

チェックポイントは以下の情報が連携対象となります。

  • チェックポイント名

  • 締切日

  • ステータス(未着手/進行中/完了など)

  • カスタム属性 (テキスト(複数行)型のみ)

注釈

チェックポイントの進捗状況はSynViz S2でのみ更新が可能です。
SynViz S2でチェックポイントの進捗情報を更新するとSalesforceに反映されます。

連携操作

Salesforceの操作

このセクションでは、Salesforce側でSynViz S2連携機能を利用するための操作手順について説明します。
SynViz S2連携機能を利用する場合、Salesforceのプロジェクトを作成した後、作成したプロジェクト情報を元にSynViz S2にプロジェクトを作成します。

プロジェクトの作成/削除

  • プロジェクト作成手順

    プロジェクトを新規作成する場合は、以下の手順で操作します。

    1. プロジェクト一覧で新規ボタンを押下します。

    2. 新規プロジェクトダイアログでプロジェクト名、プロジェクト開始日、プロジェクト終了日を入力します。

    プロジェクト作成イメージ

設定項目

内容

プロジェクト名

プロジェクトの名称を入力します。

プロジェクト開始日

プロジェクトの開始日を入力します。

プロジェクト終了日

プロジェクトの終了日を入力します。

  • プロジェクト削除手順

    作成済みのプロジェクトを削除したい場合は、以下の手順で操作します。

    1. プロジェクト情報画面のメニューから削除メニューを押下します。

    プロジェクト削除イメージ

    警告

    Salesforce側でプロジェクトを削除しても、SynViz S2側のプロジェクトは自動では削除されません。SynViz S2のプロジェクトが不要な場合は手動で削除を行ってください。

SynViz S2のプロジェクト作成

Salesforceのプロジェクト情報を基に、SynViz S2にプロジェクトを作成する場合は、以下の手順で操作します。

  1. プロジェクト情報画面の右エリアでプロジェクト作成ボタンを押下します。

S2プロジェクト作成ボタン押下イメージ

  1. プロジェクト名、開始日、終了日を入力し、作成ボタンを押下します。

S2プロジェクト作成イメージ

設定項目

内容

プロジェクト名

プロジェクトの名称を入力します。

開始日

プロジェクトの開始日を入力します。

終了日

プロジェクトの終了日を入力します。

テンプレートを使用する

SynViz S2で作成したテンプレートを使用する場合にチェックします。
その後「テンプレート選択」プルダウンから使用するテンプレートを選択します。

作成後このプロジェクトを開く

作成ボタン押下後に作成したプロジェクトを開く場合にチェックします。

プロジェクトメンバ連携

Salesforceのプロジェクトに紐づく担当者情報は、SynViz S2のプロジェクトメンバとして連携できます。
部署や責任者を設定する項目を追加することができます。詳細は「SynViz S2 × Salesforce 連携設定手順書」を参照してください。
担当者情報をSynViz S2のプロジェクトメンバと連携する場合は、以下の手順で操作します。
  1. プロジェクトメンバ情報エリアで編集したい項目の編集アイコンを押下します。

プロジェクトメンバ編集イメージ

  1. 虫眼鏡アイコンを押下し、ユーザ選択ダイアログを表示します。
    検索条件は、ユーザ名、ログインID、所属グループのいずれかで絞り込みができます。
  2. 検索条件を入力し検索ボタンを押下すると、条件に一致するユーザの一覧が表示されます。

  3. プロジェクトメンバに追加するユーザを選択し、OKボタンを押下します。

プロジェクトメンバ連携イメージ

注釈

Salesforce上からはプロジェクトメンバの追加のみ可能です。
プロジェクトメンバの変更または削除はSynViz S2から実施してください。

負荷状況確認

Salesforce上でプロジェクトの担当者を割り当てる際、SynViz S2の機能を利用して担当者の負荷状況を確認することができます。
負荷状況を確認する場合は、以下の手順で操作します。
  1. プロジェクトメンバ連携 手順1、2を実施し、ユーザ選択ダイアログを開きます。

  2. 負荷状況を確認したいユーザを選択し、負荷状況確認ボタンを押下します。
    SynViz S2の アクティビティチャート が開きます。

負荷状況確認イメージ

チェックポイントの連携

Salesforce上でチェックポイント情報を入力すると、SynViz S2のプロジェクトにもチェックポイントが作成されます。
既に連携済みのチェックポイント情報の締切日を編集した場合、SynViz S2のチェックポイントの締切日も更新されます。

チェックポイント連携を行う場合は、以下の手順で操作します。

  1. チェックポイント情報エリアで連携したい項目の編集アイコンを押下します。

チェックポイント編集イメージ

  1. 締切日、カスタム属性を入力し、保存ボタンを押下します。

チェックポイント連携イメージ

設定項目

内容

締切日

チェックポイントの締切日を入力します。
設定項目名はプロジェクトの設定によって異なります。

ステータス

チェックポイントのステータスが表示されます。
本項目は参照専用です。
設定項目名はプロジェクトの設定によって異なります。

カスタム属性

カスタム属性の値を入力します。
設定項目名はプロジェクトの設定によって異なります。

注釈

Salesforce側でステータスを変更することはできません。SynViz S2側で実績を更新するとSalesforce側へ同期されます。

注釈

テンプレートを使用してプロジェクトを作成する場合、Salesforceのチェックポイント項目名とテンプレートに定義されているチェックポイントの名称が一致する場合は、チェックポイントが固定化されます。
名称が一致しない場合は固定化されません。

連携失敗時のエラー

SalesforceとSynViz S2の連携に失敗した場合、以下のようなエラーが表示されることがあります:

  • 認証エラー(トークンの期限切れ、接続情報の不一致)

  • 通信エラー(APIタイムアウト、ネットワーク障害)

注釈

連携失敗エラーが発生した場合は時間をおいて再度実行してください。
引き続き同じエラーが発生する場合はシステム管理者にお問い合わせください。

SynViz S2の操作

このセクションでは、SynViz S2側でSalesforce連携機能を利用するための操作手順について説明します。

チェックポイントの連携

Salesforce連携が有効化されているプロジェクトでは、チェックポイントの情報をSalesforceと同期することができます。
Salesforce側で連携設定を行ったチェックポイントの情報をSynViz S2側で更新した場合、Salesforce側に自動的に情報が反映されます。

Salesforceを開くメニュー

SynViz S2のプロジェクト画面には、Salesforce側のプロジェクト情報を直接開くためのメニューが表示されます。

SynViz S2からSalesforce画面を開く場合は、以下の手順で操作します。

  1. Salesforce連携を行っているプロジェクトを開き、ヘッダエリアの「Salesforceで開く」ボタンを押下します。

Salesforceで開くボタンイメージ

制限される機能

Salesforce連携機能を有効化している場合、以下の操作に制限がかかります。

プロジェクト削除

Salesforceと連携しているプロジェクトは、SynViz S2上で削除することができません。

  • 削除を行うには、まずSalesforce側でプロジェクトの連携を解除する必要があります。

  • 連携解除後、SynViz S2上で通常の削除操作が可能になります。

サブプロジェクト変換

Salesforce連携中のプロジェクトは、サブプロジェクトへの変換ができません。

  • サブプロジェクトの変換を行う場合は、連携を解除した上で変換を行ってください。

インポート

Salesforce連携をしているプロジェクトのエクスポートデータをインポートする場合は、連携が解除された状態でインポートされます。

アクティビティチャート(メニューの制御)

Salesforceの負荷状況確認ボタンから開いたアクティビティチャートでは以下のメニューが表示されません。

メニューカテゴリ

メニュー項目

メニューバー

  • ビュー - 設定...

  • 設定 - ビュー共有表示設定

  • ツール - 割当済みリソースを追加

  • ツール - 割当済みグループと配下を追加

アクティビティガントのツールバー

  • ビューの設定

  • ビュー共有表示設定を適用

  • 設定 - ビュー共有表示設定

  • 割当済みリソースを追加

  • 割当済みグループと配下を追加

リソース別ガントのツールバー

  • ビューの設定

  • ビュー共有表示設定を適用

  • 設定 - ビュー共有表示設定

Salesforceでのプロジェクトのコピー

Salesforceで既にあるプロジェクト情報をコピーして新しいプロジェクトを作成した場合、 コピー対象はプロジェクト基本情報のみとなります。 チェックポイント情報やプロジェクトメンバ情報は引き継がれません。

コピー対象範囲