行フィルタ

行フィルタは、以下のツールバーにあり、表示する行のフィルタができます。

  • プロジェクト及びテンプレートのタスクチャート、およびリソース別ガントチャート

  • プログラムのプログラムチャート

  • アクティビティチャートのアクティビティガントチャート、およびリソース別ガントチャート

ここでは、行フィルタについて説明します。

行フィルタオプション

このセクションの内容は以下の通りです。

フィルタ機能概要

キーボードからテキストを入力すると、入力に応じて即時に行フィルタを実行します。

ただし、タスクチャートの最上段のプロジェクト行だけは、指定された条件に合致していなくても常に表示されます。

入力した文字列にマッチした行があった場合、マッチした行とその上位の親タスクをすべて表示します。

※入力した文字列はタスク名などアイテムボードに表示している情報とマッチした場合に表示し、非表示の情報とマッチしても表示しません。

※行フィルタを実行中は、表示設定の行固定機能を一時的に解除します。

※テキストが1文字以上入力されている場合、テキストボックス内にクリアボタンを表示します。クリアボタンを押すとテキストボックスの内容がクリアされ、行フィルタが解除されます。

注釈

行フィルタ適用中は、タスクの追加、移動、コピーおよび削除はできません。

フィルタテキストの書式

行フィルタのテキストの書式は、以下の通りです。

  • 複数の文字列を空白で区切って入力した場合、AND条件で検索します。

  • '-'(マイナス記号)の後の文字列にマッチした場合は除外します。

  • '/' (スラッシュ記号)の後に特定の文字列を指定した場合は検索オプションと解釈します。

例)行フィルタのテキストに「鈴木 田中 -一郎 -三郎」と指定した場合

  • 「鈴木」と「田中」の両方にマッチするすべての行が検索されます。

  • 「鈴木一郎」や「田中三郎」は除外されます。

フィルタテキストの検索オプション

次の書式で検索オプションを指定します。

ただし、'/'(スラッシュ記号から始まる文字列を指定したとき、下記書式にマッチしない場合、その指定は無効になります。

検索オプション

検索オプションを以下に示します。

タスクチャートのフィルタボックスで指定可能なオプション文字列

オプション文字列

意味

/my

ログインユーザが割当リソースになっているアクティビティ、マイルストーンを含む行が表示されます。

/watch

ウォッチリストに登録されているアクティビティ、マイルストーンを含む行が表示されます。

/unassigned

未割当工数があるアクティビティを含む行が表示されます。

/incomplete

未完了のアクティビティ、マイルストーンを含む行が表示されます。

/delay

遅延のアクティビティ、マイルストーンを含む行が表示されます。

/exists

ガントチャートの表示期間内にアクティビティ、マイルストーンを含むタスクのみ表示されます。

/critical

クリティカルパスが存在する行が表示されます。クリティカルパスが表示されている場合のみ実行可能です。

リソース別ガントチャートのフィルタボックスで指定可能なオプション文字列(プロジェクト、テンプレートのみ)

オプション文字列

意味

/assignable

タスクの割当が可能なリソースを含む行が表示されます。

/unassignable

タスクの割当が不可能なリソースを含む行が表示されます。

検索オプションの補助機能

フィルタボックスの右のアイコンを押下すると次のようなリストを選択し、選択した項目を検索オプションとしてフィルタボックスに追加します。

タスクチャートのフィルタボックス

  • 自分の担当作業のみ

  • ウォッチリストに登録した作業のみ

  • 未割当工数がある作業のみ

  • 未完了の作業のみ

  • 遅延している作業のみ

  • 表示期間内の作業のみ

  • クリティカルパスのみ

  • 詳細条件...

リソース別ガントチャートのフィルタボックス(プロジェクト、テンプレートのみ)

  • 割当可能リソースのみ

  • 割当可能リソースを除く

  • 詳細条件...

プログラムチャート、アクティビティチャート、アクティビティチャートのリソース別ガントチャートのフィルタボックス

  • 詳細条件...

属性指定フィルタ画面

フィルタボックスの右のアイコンを押下して「詳細条件...」を選択するか、タスク列を右クリックして「フィルタ...」を選択すると、属性指定フィルタ画面が表示されます。

image1

設定項目

内容

フィルタ対象

フィルタしたい情報を指定します。

フィルタ方法

フィルタしたい情報のフィルタ方法を指定します。

検索内容

フィルタしたい情報の検索内容を指定します。

クリアボタン

指定したフィルタ条件をクリアします。

適用ボタン

指定したフィルタ条件をコマンドライン化し、行フィルタのテキストに追加します。

OKボタン

指定したフィルタ条件をコマンドライン化し、行フィルタのテキストに追加して、属性指定フィルタ画面を閉じます。

キャンセルボタン

属性指定フィルタ画面を閉じます。

フィルタ条件を保存する

現在適用中のフィルタ条件を保存する場合は、以下の手順で操作します。

  1. フィルタボックスの右の保存アイコンをクリックします(※)。
    ※ フィルタボックスに条件が入力されていない場合、保存アイコンは表示されません。

    行フィルタ条件の保存

  2. フィルタ条件保存ダイアログが開くので、名称および共有範囲を入力します。

    フィルタ条件保存ダイアログ

    設定項目

    内容

    名称

    保存するフィルタ条件の名称を指定します。

    共有範囲

    フィルタ条件の共有範囲を、自分のみ/プロジェクト内/システム全体から選択します。
    ※「システム全体」はシステム役割の「システム設定」権限を持つユーザのみ表示されます。
  3. OKボタンをクリックして、フィルタ条件を保存します。

保存したフィルタ条件を適用する

フィルタ条件の保存ダイアログで保存したフィルタ条件を適用する場合は、以下の手順で操作します。

  1. フィルタボックスの右のメニューアイコンをクリックします。

    フィルタの適用1

  2. オプションメニューが表示されるので、適用したいフィルタ条件を選択します。

    フィルタの適用2

  3. 選択したフィルタ条件が適用されます。

注釈

オプションメニューに表示されるフィルタ条件は、使用履歴が新しいものから順に表示されます。 使用履歴が同じ場合、共有範囲が狭い方が上位に表示されます。

保存したフィルタ条件を編集する

保存したフィルタ条件を編集する場合は、以下の手順で操作します。

  1. メニューバーの設定メニューから「フィルタ条件一覧…」を選択します。

    フィルタの編集1

  2. フィルタ条件ダイアログが開くので、編集したいフィルタ条件の「編集」ボタンをクリックします。

    フィルタの編集2

  3. フィルタ条件ダイアログが編集モードに切り替わるので、名称およびフィルタ条件を編集します。

    フィルタの編集3

  4. 「OK」ボタンをクリックして、編集したフィルタ条件を保存します。

保存したフィルタ条件を削除する

保存したフィルタ条件を削除する場合は、以下の手順で操作します。

  1. メニューバーの設定メニューから「フィルタ条件一覧…」を選択します。

    フィルタの編集1

  2. フィルタ条件ダイアログが開くので、削除したいフィルタ条件の「削除」ボタンをクリックします。

    フィルタの削除1

  3. 確認ダイアログが開くので、「OK」ボタンをクリックしてフィルタ条件を削除します。