システムの運用¶
このセクションの内容は以下の通りです。
ログ管理¶
SynViz S2では管理メニューのログ画面から参照するほか、期間を指定したダウンロードや 指定した日付以前の削除などの機能がログ管理機能として利用できます。
ログの参照にはViewlog権限が必要です。
重要
アクセスログおよびトレースログはDB領域を圧迫するため、定期的に削除してください。 定期的にログを削除する場合の詳細は、システム設定の「ログタブ」を参照下さい。
アクセスログ¶
APサーバ上で正常に実行された参照、更新のアクセスを記録します。 管理メニューのログのタブからアクセスログを表示することができます。
ログの記録期間を指定したり、更新ログまたはログインログのいずれかのみを表示したり、指定した期間の(タイムスタンプをもつ)ログをCSVファイルに変換してダウンロードしたりすることができます。 指定した期間以前のアクセスログを消去することができます。
ログに表示されている主な項目の説明は以下の通りです。
列番号 |
名称 |
説明 |
---|---|---|
1 |
日時 |
アプリケーション・サーバにおけるアクセス日時 |
2 |
サーバのホスト名 |
アプリケーション・サーバのホスト名 |
3 |
クライアントIPアドレス |
操作クライアントのIPアドレス |
4 |
ユーザエージェント |
クライアント情報 |
5 |
ユーザID |
操作ユーザID |
6 |
ログインID |
操作ユーザのログインID |
7 |
セッション |
セッション情報 |
8 |
プロジェクトID |
プロジェクトが特定できる場合、プロジェクトID |
9 |
プロジェクト名 |
プロジェクトが特定できる場合、プロジェクト名 |
10 |
メソッド |
{GET,POST,PUT,DELETE}のいずれか |
11 |
オブジェクト種別 |
対象のオブジェクトの種別 |
12 |
ステータスコード |
処理の結果 |
13 |
URI |
リクエストのURI |
14 |
BODY |
メソッドが{POST,PUT}の場合の、クライアントから送られたメッセージ・ボディ |
15 |
バッチ実行フラグ |
WebAPIのバッチ機能により実行されたことを示します。
{0:通常処理、1:バッチ処理}
|
16 |
実行時間 |
リクエストの呼び出しから処理完了までの所要時間
(ミリ秒単位)。
|
トレースログ¶
APサーバにおけるエラーの情報または保守用の情報を記録します。管理メニューのログのタブからトレースログを表示することができます。 問題の重要度に応じたレベルを変化させることで、出力するログの量を変化させることができます。 デフォルトでは警告以上のレベルのログが出力されます。
アクセスログ同様に指定した期間のログをCSVファイルにダウンロードすることや、指定した期間以前のログを消去することもできます。
ログに表示されている項目の説明は以下の通りです。
列番号 |
名称 |
説明 |
---|---|---|
1 |
日時 |
アプリケーション・サーバでの出力日時{Error、Warn、Info、Debug}のいずれか |
2 |
レベル |
出力範囲を指定した場合、そのレベルを含めて前にあるものを出力します。 |
3 |
サーバのホスト名 |
アプリケーション・サーバのホスト名 |
4 |
プロセスID |
アプリケーション・プロセスのプロセスID |
5 |
スレッドID |
実行中のスレッドID |
6 |
メッセージ |
ログのメッセージ |
システムの停止・再開¶
システムを停止するためには,IISを停止してください。IISの停止を行うためのGUIツールはWindowsのコントロールパネルの管理ツール内に存在しています。再開する場合は「ASP.NET状態サービス」を開始状態にしてからIISを開始してください。
※SaaS版をご利用のお客様は対象外です。
データベースのバックアップ・リストア¶
ご利用のデータベース構成によって手順が異なります。
※本機能は、SaaS版をご利用のお客様は使用できません。
SynViz内蔵データベースをご利用の場合¶
製品に付属する運用ツールを使用して、バックアップおよびリストア(復元)を行います。詳しくは環境構築手順書を参照してください。
Oracleデータベースをご利用の場合¶
バックアップ・リストアはシステムを停止してからデータベースのバックアップ機能を使用してください。詳しくはOracleのメンテナンスに関するマニュアルを参照してください。
SynViz S2の全データは、インストール時に作成したスキーマで管理されます。
SQL Serverデータベースをご利用の場合¶
バックアップ・リストアはシステムを停止してからデータベースのバックアップ機能を使用してください。詳しくはSQL Serverのメンテナンスに関するマニュアルを参照してください。
SynViz S2の全データは、インストール時に作成したスキーマで管理されます。
ログインユーザ管理¶
現在SynVizにログインしているユーザを確認する場合は、管理メニューのログインユーザを確認してください。また、ユーザを選択し強制ログアウトを選択することで、指定したユーザをログアウトさせることができます。
パスワード管理¶
パスワードポリシー・パスワードの有効期限¶
お客様の環境によって、パスワードポリシーの強度や有効期限が異なります。
オンプレミス版 |
SaaS版 |
|
---|---|---|
パスワード最小文字数 |
8文字 |
8文字 |
パスワード有効期限 |
無期限 |
90日 |
パスワードの複雑さの要求 |
無効 |
有効 |
プロジェクト削除¶
SynViz S2の運用期間が長くなるにつれプロジェクト数は増加し続けディスク容量や性能を圧迫することも考えられます。
活用されていないプロジェクトデータは、定期的に見直して削除して下さい。
管理メニューの「ディスク使用量の表示」で現在のディスク使用容量値を確認することができます。
管理メニューの「プロジェクト削除」から削除したいプロジェクトを選択して、削除ボタンを選択することでプロジェクトを削除することができます。
セキュリティに関する注意事項¶
エクスポートデータに含まれる情報について¶
プロジェクト一覧画面で、「エクスポート」を実行しプロジェクト情報をダウンロードすることができます。
このファイルには顧客名や個人情報などが含まれる可能性があるため取り扱いにご注意ください。
なお情報流出を防ぐためエクスポート時にパスワードを設定する機能がございます。
警告
エクスポートデータにパスワードを設定しなかった場合、そのデータを受け取った人は誰でも インポートして参照できるようになりますので、ほかの方との受け渡しには十分ご注意ください。
エクスポートデータに設定したパスワードをお忘れになった場合、復元はできなくなりますのでご注意ください。